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ご紹介のお品はビルマ期の奉納仏「半跏思惟菩薩像」です。寺院奉納仏で作られたテラコッタ仏になります。時代風化による擦れ・小傷等はありますが目立つ損傷はありません。

※サイズ高さ36cm

●ビルマ「現ミャンマー」
ビルマ「現ミャンマー」はインド・バングラデシュ・中国・ラオス・タイと国境を接する東南アジアの国で100 以上の民族が存在しています。国内最大の都市ヤンゴン「旧ラングーン」には活気あふれるマーケットや数多くの公園や湖があり仏舎利が収められた黄金色に輝く 6 世紀の仏塔シュエダゴン パゴダがそびえています。

● 半跏思惟像「菩薩半跏像」
半跏思惟像の作例は約２０００年前のインド・ガンダーラにさかのぼるといい仏教同様に中国…朝鮮半島を通じて飛鳥時代の日本へと伝わった。 インドや中国までは多くの場合このポーズは出家前の釈迦がこの世について物を思う姿を表したようだが次第に弥勒菩薩と結びついてゆく。

●半跏思惟像は片足を他の片足のももの上に組んで座り指を頬に当てて物思いにふけている姿が表現されたものをいう。 中国では5~6世紀に主に制作され…日本には大陸より6世紀から7世紀の弥勒信仰の流入と共に伝えられ飛鳥時代から奈良時代にかけての作品が多く残され当時は大流行しました。

●テラコッタ像
テラコッタの歴史は古くメソポタミア・古代ギリシャ・エジプトなどの遺跡から発掘されており日本の土偶や埴輪もテラコッタの代表例のひとつにあたる。

テラコッタとは…陶器や建築用素材などに使われる素焼きの焼き物。 上記に用いられる粘土のこと。 通常…茶色がかったオレンジ色である。

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